原爆と敗戦

2014-08-09

子どもの頃、夏になると、広島・長崎に原爆投下された日、そして敗戦の日と、暗くて悲しいエピソードをきかされていやでした。せっかくの夏休みですから、心は海へ山へ。アイスクリームにかき氷です。それなのに、かわいそうなお話をいっぱい聴かされて、子ども心に、浮かれていてはいけない気持ちになり、しんみりしてしまいました。

大人になって、というか、この年になってようやく、嫌がっても楽しい気持ちに水を差しても、きちんと聴かせねばならないと思うようになりました。世界を見渡せば、常にどこかが戦争状態にあるといっても過言ではありません。そんななかで、日本が長く戦争のない状態であるというのは、奇跡のようなものです。なぜ、戦争は起こったのか、なぜ、戦争が起こらないのか、国民の一人一人が、きちんと考えなければなりません。

広島の原爆記念碑に書かれた「あやまちは二度とくりかえしません」の文言が象徴的ですが、日本はこれまでずっと、先の戦争について主語と述語がうやむやでした。うやむやにするというのは、狭い島国の日本人同士なら有効です。むしろ生きる知恵のようなものですし、仏教的ともいえます。それは相手に対して寛容であるからです。ところが、同じ価値観でない者同士となれば、話は別です。これが国際関係のコミュニケーションの難しさです。やはり、より良いお付き合いをするには、相手をよく知ることと、自己紹介を上手にできることが求められるでしょう。でもそれは、よその国の人と同じように振る舞うことではありません。日本人の誇りをもって、日本人らしくありたいものです。

その意味においても、教育は重要です。まず、日本の歴史と文化をしっかり教え、日本人であることを誇りに思う人に育てること。そのうえで、外国語や世界史を学ぶこと。だと思います。
今の学校教育には、その視点が欠けています。今後の日本の行く末が心配です。

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